寒い季節や地域で飲まれることが多い「熱燗」。温かい熱燗は体が温まり、寒い季節や地域にお住まいの方にぴったりのお酒として親しまれています。
今回は、全国各地の日本酒を取り扱っている居酒屋「旬菜鮮魚 味和久」が、自宅でもできる美味しい熱燗の作り方をご紹介します。当記事でご紹介している作り方は、手軽に挑戦できるような内容ですので、日本酒初心者の方や楽しみ方を広げていきたい方にぜひ参考にしていただけたらと思います。
自宅でできる熱燗の作り方2つ
ご家庭で手軽に熱燗を作る方法として、「電子レンジを使う方法」と、「鍋を使って湯煎する方法」を紹介します。
①電子レンジを使う方法
熱燗は、ご家庭にある電子レンジでも作れます。
材料
- 日本酒
- 徳利などの容器
- 電子レンジ
- 温度計
- グラス
作り方
- 徳利の括れあたりまで日本酒を注ぎます。
- 電子レンジで設定時間の半分まで温め、取り出します。
- 2の日本酒をグラスに移し替え、もう一度徳利の中に戻します。
- 電子レンジで設定の残り時間温めます。
- 温度計を使い、好みの温度+ 5℃になったら電子レンジから取り出します。
- 少し冷まし、好みの温度になったら完成です。
電子レンジで熱燗を作る際のポイント
お酒1合(180ml)の場合、約40秒(※500W電子レンジ使用時)加熱すると、人肌燗程度に温まります。電子レンジで手軽に熱燗を作ることができますが、徳利の上の方と下の方で温度のムラができてしまうので、設定時間の半分まで温めたら取り出し、一度グラスに移し替えましょう。
また、加熱時間には注意が必要です。温め過ぎてアルコール分が飛んでしまったり、熱すぎて舌をやけどしてしまったりしないよう、十分に気をつけてください。
②鍋で湯煎する方法
熱燗を作るには、お鍋または酒燗器にお湯を張り、徳利やちろりを入れて温める方法もあります。電子レンジを使う方法より若干手間はかかりますが、温度調整がしやすく、ムラの少ない熱燗を作れます。今回は手軽にできる「鍋を使った方法」を紹介します。
材料
- 日本酒
- 鍋
- 徳利などの容器
- 温度計
- 水
作り方
- 徳利の括れあたりまで日本酒を注ぎます。
- 鍋に徳利を入れ、3/4浸かる程度の水を張り加熱します。
- 好みの温度+ 5℃程度になったら取り出します。
- 少し冷まし、好みの温度になったら完成です。
湯煎で熱燗を作る際のポイント
鍋での湯煎は、沸騰前から徳利をじっくりと温めることで、優しくまろやかな味わいになります。
また、当店でも好みの温度から+5℃程度熱めに温めておくことを意識してお出ししています。このようにすることで、器を変えた際やお猪口に注いだ際にベストな温度でお楽しみいただけます。
他にも、お湯から取り出した後、徳利の括れを持ち、くるくると数回かき混ぜるとよりムラの少ない熱燗を作れるので、ぜひ実践してみてください。
熱燗を美味しくするコツ
ここでは、熱燗をさらに美味しく作るためのコツを紹介します。
①アルミホイルを被せて電子レンジで温める
徳利のように細い部分と太い部分の差が大きい容器の場合、細い部分と太い部分で日本酒の温度に差が出てしまいます。そのような際は、「アルミホイルをシワにならないよう被せてから温める」ことで、ムラが少ない熱燗となります。
②割り箸を入れて電子レンジで温める
徳利の中に割り箸を入れて温めてみましょう。このようにすると、熱の回り方が変化し、ムラを抑えることができます。また、割り箸の木の香りが日本酒につくので、いつもとは違った香りを楽しめます。
③徳利にお猪口をかぶせて湯煎する
徳利にお猪口を被せて湯煎すると、注ぎ口から香りが飛ばず美味しい熱燗が出来上がります。また、お猪口を温めておくと、徳利から注いだ時に下がってしまう温度を最小限に抑えることができ、より長く好みの温度で楽しめます。ちょっとした工夫でできるので、参考にしてみてくださいね。
まとめ
- 電子レンジを使う方法…手軽にできる方法。温度のムラに注意が必要。
- 鍋で湯煎する方法…じっくりと湯煎することで、優しくまろやかな味わいになる。
- アルミホイルを被せて電子レンジで温める
- 割り箸を入れ電子レンジで温める
- 徳利にお猪口を被せて湯煎する
「旬菜鮮魚 味和久」は日本酒が大好きという方から、これから日本酒に挑戦してみたいという方も大歓迎です。当店では、全国津々浦々の日本酒をおすすめの温度でお出しします。
お声をかけていただければ、料理と相性の良い日本酒選びのお手伝いをさせていただきますので、遠慮なく店内スタッフにお声がけください。皆様のご来店をお待ちしております。
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