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日本酒の話

すすきのにある居酒屋旬菜鮮魚味和久の「日本酒の会」とは?

2023.03.20

すすきのにある居酒屋旬菜鮮魚味和久の「日本酒の会」とは?

すすきの都ビルに店を構える「旬菜鮮魚味和久」では、年に4〜5回当店で日頃お世話になっている蔵元とお客様をお招きし「日本酒の会」を開催しています。2023年3月には、コロナ禍を乗り越え約3年ぶりに本格的に開催できました。

当記事では、当店が開催する「日本酒の会」について、開催の経緯や今回の会の様子についてご紹介します。

旬菜鮮魚味和久が開催する「日本酒の会」とは?

旬菜鮮魚味和久が開催する「日本酒の会」は、ご縁のある蔵元とお客様をお招きし、その会ごとにお招きした蔵の日本酒を当店のお料理と共にお客様に味わっていただく会となっています。

コロナ前は、全国から蔵元をお呼びし、その魅力を直接伝えていただくという形で行っていましたが、コロナ禍ではそのように開催するのが難しくなってしまいました。そのため、当時は当店のスタッフが蔵の魅力を伝えるという「学び」という形で開催していました。

しかし、今回ようやくコロナが終息してきたということで、約3年ぶりに蔵元をお呼びする形で本格的に日本酒の会を開催できました。今まで「学び」シリーズで開催してきたこともあり、当店としても、さらに充実した知識と内容でお客様をおもてなしできるよう成長することもできたと思います。

2023年第1回目は「三千櫻酒造」さん。

旬菜鮮魚味和久が開催する「日本酒の会」とは?
引用:三千櫻酒造

今回、2023年3月4日には、北海道上川郡東川町にある三千櫻酒造の浦里美智子さん、北海道旭川市にある和酒角打うえ田舎さんから上田桂輔さんをお招きし、「三千櫻の会」として開催しました。

美智子さんとは、当店のスタッフが別のお店に務めているころから関わりがあり、その経緯で味和久ともご縁を持たせていただきました。

また、美智子さんは元々、茨城県結城市にある結城酒造の杜氏を務められていましたが、2022年5月11日のボイラーから火災が発生。江戸時代から400年続く蔵が消失してしまうという全国ニュースにもなるような大規模な火災でした。

現在は北海道東川町に移り住み、三千櫻酒造さんの設備をお借りしながら酒造りに挑むことで、結城酒造の再建を目指されていらっしゃいます。当店とは、以前からご縁があったこともあり、結城酒造さんの復興を願い「呑んで応援企画!」などを行ってきました。

上田さんとは、当店の店長が通っていた旭川市の高校の後輩でもあることから長いお付き合いがあり、今回お声をかけさせていただきました。

そして今回、美智子さん、上田さん、当店としてもコロナや火災を乗り越えた時期に、このような会を開催することができました。

日本酒の会の様子

ここからは、今回の日本酒の会の様子を写真と共にご紹介します。

まずは「愛山 60 sparkling」で乾杯

まずは「愛山 60 sparkling」で乾杯

三千櫻の会で最初にお出ししていただいたのは、瓶内二次発酵を行った「愛山60sparkling」。美智子さん、上田さんから挨拶をいただいた後、3年ぶりの開催となる喜びも込め、乾杯の音頭をとりました。

日本酒を楽しむひととき

日本酒を楽しむひととき

乾杯の音頭の後、三千櫻酒造さんの銘柄をメインに8種類程の日本酒をお楽しみいただきました。

今回のラインナップ
  • 愛山 60 sparkling 瓶内二次発酵
  • 愛山 60
  • 愛山 60 無添加速醸生原酒
  • R Class 65 普通酒 直汲み
  • R Class 65 純米
  • 夏のにごり きたしずく 45
  • きたしずく 55 純米吟醸
  • 結ゆい きたしずく 60 特別純米生原酒

会の中でお楽しみいただいた「結ゆい きたしずく 60 特別純米生原酒」は、美智子さんが結城酒造のお酒を三千櫻酒造さんの設備をお借りして造った日本酒です。美智子さんの決意や挑戦の結晶が詰まった、そんな味わいのお酒をお客様と共に味わうことができました。

日本酒を楽しむひととき
お客様に三千櫻の魅力を伝える美智子さん

会に参加されていたお客様も、思い思いに三千櫻酒造さんの日本酒を楽しまれていらっしゃいました。

日本酒を楽しむひととき
お客様同士でお酌をし合う様子

初めて会ったお客様同士で、お酌をし合う姿も見られました。この場ではじめてお会いしたお客様同士でも「日本酒が好き」という共通点の元、会話が弾み、和やかな時間を過ごしていらっしゃいました。

三千櫻に寄り添うお料理

日本酒をお楽しみいただく中で、当店からは三千櫻さんの日本酒に寄り添うお料理を9品ご提供しました。ここでは、お出しした中から4品をご紹介したいと思います。

三千櫻に寄り添うお料理
前菜盛り 4種

左から、「ホタルイカ酢みそかけ」「札幌黄オーブン焼き」「たけのこ土佐煮」「スナップエンドウと半熟卵」。

三千櫻に寄り添うお料理
天然鯛とうどのカルパッチョ
三千櫻に寄り添うお料理
活〆サーモンとアボカド手まり軍艦
三千櫻に寄り添うお料理
ズワイガニとゆり根のクリームグラタン

会の終盤では集合写真を撮影

会の終盤では集合写真を撮影

三千櫻の会に参加されたみなさんと。(お客様の顔はぼかして掲載させていただいています。)

今回の日本酒の会は、当店としても結城酒造の消失やコロナ禍を乗り越えての開催となり、様々な思いが込み上げてくる会となりました。参加してくださった皆様にも心より感謝申し上げます。

まとめ

今回は、札幌市すすきのにある居酒屋「旬菜鮮魚 味和久」が開催する「日本酒の会」についてご紹介しました。今後も当店ならではのご縁のある蔵元をお招きし、開催していきたいと考えています。

次回開催予定などは、追って情報を発信していきますので、今後も当店スタッフブログや営業情報をチェックしてくださいね。

ご予約011-251-0380
営業時間月〜土:17:00〜23:00
日曜日:16:00〜22:00
定休日水曜日(不定休あり)
住所札幌市中央区南3条西3丁目都ビル4階

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