日本酒にはさまざまな種類があり、その中にはアルコール度数が異なるものもあります。一般的には、日本酒のアルコール度数は15〜16度前後です。比較的低めに設定されていますが、中には20度を超える高アルコール度数の日本酒も存在します。
当記事では、日本酒のアルコール度数に関する内容を中心に、他のお酒との比較や自分好みの度数を見つけるための選び方のコツなど、アルコール度数に関する疑問にお応えしています。日本酒好きな方や、まだ日本酒に詳しくない方も、ぜひ参考にしてみてください。
日本酒のアルコール度数は?
お酒 | アルコール度数(概算平均) |
---|---|
ビール、サワー | 4〜6% |
ワイン | 12〜14% |
日本酒 | 15〜16% |
焼酎(乙類) | 25% |
ウィスキー | 40%以上 |
ジン | 40%以上 |
ウォッカ | 40%以上 |
日本酒が苦手な方の中には、「日本酒は特に酔いやすい」という誤解を持っている方もいます。しかし、日本酒のアルコール度数は15〜16度前後で、ワインより少し高く、焼酎より少し低い程度で、お酒の中でも特に高いわけではありません。
酔いやすいと感じる方は、単に「飲み過ぎてしまう」ことや、チェイサーとしての役割を果たす「和らぎ水」と一緒に飲んでいないことが考えられます。
ついつい飲み過ぎてしまうという方は、食事や会話を楽しみながらゆっくりと飲みすめることを意識したり、飲んだ日本酒の1.5〜2倍程度の和らぎ水と合わせて飲むよう意識して飲むと、より酔いにくくなるので、ぜひ試してみてください。
日本酒度との違いは?
日本酒には、「日本酒度」という数値がラベルに記載されています。この数値は、日本酒の甘さや辛さの目安とされており、マイナスの数字が大きいほど甘く、プラスになるほど辛いとされています。アルコール度数とは異なるので、注意が必要です。
アルコール度数によって味わいは変わるの?
アルコールは純度が高ければ高いほどピリピリとした強い刺激を感じやすくなります。ウォッカほどではありませんが、20度前後になると刺激の強さを感じる方が多いです。
また、日本酒のアルコール度数に15〜16度のものが多いのは、日本酒の風味を損なわず、飲みやすさと味わいやすさのバランスを追求した結果、この度数に落ち着いたからだと考えられています。
日本酒で自分好みのアルコール度数を選ぶには?
日本酒で自分好みのアルコール度数を見つけるには、自分好みのお酒をヒントに選んでみましょう。
日本酒初心者には「5〜10度」がおすすめ
日本酒にまだなじみがない初心者におすすめなのが、アルコール度数を「5〜10度前後」に抑えた日本酒です。ビールやチューハイなどとさほど変わらないアルコール度数なので、誰でも気軽に楽しめます。しっかりと冷やせばさらに飲みやすくなり、一般的な日本酒にアルコールの強さを感じている方にもぴったりです。
さらには、近年低アルコール度数の日本酒に人気がでてきています。炭酸ガスを含んだスパークリング清酒も多数あり、シュワっと爽快な味わいを楽しむことができます。酒屋さんや居酒屋でぜひ、探してみてください。
ワイン好きには「11〜12度」の日本酒がおすすめ
普段ワインを楽しまれる方には、アルコール度数が「11〜12度」の日本酒が飲みやすく感じられるかもしれません。この度数は、日本酒特有の風味を楽しめる程度のアルコール度数を持っています。
日本酒もワイン同様に香りが楽しめるので、香りを引き立てるためには広口のワイングラスがおすすめです。香りの違いを追求することで、日本酒の新しい魅力に出会えるかもしれません。
日本酒をさらに追求していきたい方には「18〜21度」がおすすめ
「18〜21度」のアルコール度数を持つ日本酒は、多少アルコール度数が高いものの、一般的にはその銘柄固有の味わいを存分に楽しめるものとされています。
アルコールの刺激は感じられますが、日本酒の原酒の味わいを楽しみたいという方には最適で、日本酒を愛する方や、より濃厚な味わいを求める方には特におすすめです。
焼酎やウィスキーが好きな方、日本酒をアレンジをして楽しみたい方には「22度以上」がおすすめ
「22度以上」という高いアルコール度数の日本酒は、法的には日本酒とは認められていませんが、このような銘柄が存在します。
こうした原酒を使用することで、自分の好みに合わせて水を加えたり、アレンジを加えたりすることができます。そして、日本酒の風味を損なうことなく、自分ならではの楽しみ方ができます。ロックや水割りはもちろん、カクテルの材料としてもおすすめです。
さまざまなアルコール度数を楽しむには「和らぎ水」を
前述の説明でも触れたように、さまざまなアルコール度数で楽しむには、「和らぎ水(やわらぎみず)」を、日本酒を飲んだ量の1.5〜2倍の量を目安に取り入れましょう。
和らぎ水は、元々は悪酔いを防ぐために使用されていましたが、アルコール摂取時の脱水症状を防ぐ効果や、口の中の味わいをリフレッシュさせる効果があります。ぜひ、美味しく健康的な日本酒ライフを楽しむためにも、和らぎ水を取り入れてみてくださいね。
まとめ
- 一般的には、日本酒のアルコール度数は15〜16度前後で、比較的低めに設定されている
- 中には5〜10度や20度を超える高アルコール度数の日本酒も存在する
- アルコールは純度が高ければ高いほどピリピリとした強い刺激を感じやすくなる
- 日本酒のアルコール度数に15〜16度のものが多いのは、日本酒の風味を損なわず、飲みやすさと味わいやすさのバランスを追求した結果である
- 日本酒初心者には「5〜10度」がおすすめ
- ワイン好きには「11〜12度」の日本酒がおすすめ
- 日本酒をさらに追求していきたい方には「18〜21度」がおすすめ
- 焼酎やウィスキーが好きな方、日本酒をアレンジをして楽しみたい方には「22度以上」がおすすめ
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