「ニシンの切込み」とは東北、北海道で作られる、ニシンと麹を使った発酵食品。
珍味として、お酒にもご飯にも合う郷土の逸品です。味和久では、自家製の切込みを漬けています。
通常材料は、ニシン(生)、麹、塩、砂糖、生姜、唐辛子などを使い
発酵させてなじませるまでに、毎日数回撹拌子して3日ほどを要しますが
味和久では、常時作り置きしている三五八床を使い
即席で美味しく仕上がる作り方で切込みを作っております
三五八床については、過去ブログ「ニシンの三五八漬け」の回でご紹介
味和久的な材料を用意
新鮮な生ニシン1尾、三五八床約130g、生姜1かけ、唐辛子1~2本
ニシンは新鮮なものをご用意ください
鱗を落とし内臓を取り出し血を洗い流し
キレイにさばいて三枚におろします
このニシンを刻みます!
5ミリ幅程度に切っていくことから「切込み」と言われているとか
生姜も千切りにしておきます
軽く水分を取り、ボウルにニシン、生姜、輪切り唐辛子を入れ
三五八床を入れて混ぜます
この時に材料を良く揉みこんで一晩おきます
はい。これだけで翌日から召し上がることができます
三五八床に入るご飯のおかげで
お砂糖と使うよりも上品な旨味と優しい甘みがあり
しっとり仕上がるのが良いですね
また、作り置きの三五八床を使うことにより
材料の調整が可能です
たとえば、余ったニシンのお刺身とかがあれば
ちょっとの量でも作ることができます
生で食べられるお魚の麹付け
イカの塩辛のような感じでしょうか
麹の発酵パワーで腸活!
ぜひご自宅でも