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日本酒の話

「日本酒=太る」は本当?他のお酒との比較やより太りにくくなる飲み方をご紹介

2023.04.17

日本酒は、日本を代表する酒の一つであり、多くの人に愛されています。しかし、「日本酒は太りやすい」という話を聞いたことがある方も多いかもしれません。果たして、その話は本当なのでしょうか?

本記事では、他のお酒との比較や科学的な視点から、日本酒が太りやすいかどうかについて解説します。また、より太りにくくする飲み方についても紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

「日本酒=太る」は間違い。日本酒はお酒の中でも特別太りやすいわけではない

アルコール飲料のカロリーの比較
お酒カロリー(100mlあたり)
ウォッカ228kcal
ウィスキー225.624kcal
焼酎(35%)197.348kcal
清酒(本醸造酒)106.786kcal
清酒(吟醸酒)103.688kcal
清酒(純米酒)102.794kcal
ワイン(白)72.854kcal
ワイン(赤)72.708kcal
ビール(黒)46.46kcal
発泡酒45.405kcal
ビール(淡麗)40.32kcal
データ参照:Keisan

上記の表では、アルコール飲料のカロリーと糖質を比較したデータを記載しています。ご覧の通り、日本酒はカロリーだけ見ると中間に位置しているため、決して高いカロリーではないことが分かります。

日本酒を飲んで太ってしまう理由とは?

前述したように、日本酒は決してお酒の中でもカロリーが高いわけではありません。しかし、なぜ日本酒を飲むことで太りやすくなってしまうのでしょうか。

それは、日本酒を飲む際に一緒に食べる「おつまみやシメ」、アルコール類は「エンプティーカロリーだから太らないという誤解に原因があると考えられています。もう少し詳しくみていきましょう。

理由①:おつまみやシメに脂っこいものや塩分の多いものを食べたくなるから

日本酒が太りやすいと思われているのは、お酒と一緒に食べる脂っこくて塩分が多いおつまみやシメと相性がよく、摂取しやすいことにあります。

また、アルコールを摂取すると胃の「蠕動(ぜんどう運動)」が活発になり、食欲が増進するため、居酒屋での飲食では食欲が増してしまうので、飲む量にも注意する必要があります。

理由②:お酒は「エンプティカロリーだからたくさん飲んでも太らない」という誤解

お酒に含まれるカロリーは通常の食品とは異なり、「エンプティカロリー」と呼ばれ、糖質や脂質よりも優先的に体から熱として放出されます。このエンプティカロリーは消化される前に排出されるため、アルコールを摂取すると体が熱くなり、顔が赤くなることがあります。

そのため、「お酒=エンプティカロリーだからたくさん太らない」と考えてしまっている方は注意が必要です。日本酒には少量の糖質が含まれていることもあり、たくさん飲んでも太らない、たくさんおつまみやシメを食べても太らないというわけではありません。

適度な量を守り、前述したようにヘルシーなおつまみやシメを選ぶことが大切です。

日本酒を楽しみながら太りにくく飲む方法

日本酒を楽しみながら太りにくく飲む方法

最後に、日本酒とおつまみやシメを楽しみながらも、より太りにくくするための飲み方をご紹介します。

①太りにくいおつまみと飲む

ご紹介してきたように、脂っこさや塩分が抑えられたおつまみやシメを選びましょう。中でも、お刺身、枝豆、冷奴は日本酒にもおすすめ。糖質をエネルギーに変換するために必要なビタミンB1が豊富に含まれています。

②空きっ腹で飲まない

日本酒を飲む際、空腹時に摂取すると胃の活動が活発になり、食欲が増進するため太りやすくなります。さらに、空腹状態で日本酒を飲むとアルコールの吸収が早く、中性脂肪に変わりやすくなるため、軽食を摂った上で適度な量を飲むことが大切です。

③ゆっくり飲む

お酒の席で盛り上がるとつい飲み過ぎてしまいがちですが、飲むスピードが速いと酔いやすく、食べる量も増えて太りやすくなります。また、早食いも満腹中枢を刺激する前にたくさん食べてしまい、太る原因になることがあります。

飲むペースに注意し、お酒の席を健康的に過ごすためにも、日本酒とお料理はゆっくりと楽しみましょう。

④熱燗で飲む

日本酒は、温めて飲むことができる珍しいお酒であり、その中でも「燗での飲み方」は、太りにくい飲み方としておすすめです。燗で飲むことで、血液の流れがよくなり、代謝も促進され、脂肪を蓄えにくい状態に変わります。

また、温度を変えることで、日本酒自体の風味や飲み口が変わり、今までと違った楽しみ方や味わいと出会うことができるでしょう。

⑤太りにくい時間帯に飲む

遅い時間に飲酒することは、体にとって良くありません。料理と同じように、カロリーを消費する機会が少なくなるためです。例えば、飲み過ぎた後に歩くなどの運動をすることもできますが、酔っている時には難しいでしょう。そのため、特に寝る直前の飲酒は控え、夕食時に日本酒を飲むようにしましょう。

⑥和らぎ水と一緒に飲む

日本酒でより太りにくくするには、「和らぎ水」と合わせて飲むのもおすすめです。和らぎ水とは、日本酒と一緒に飲むことが推奨されている水のことで、もともとは悪酔いを防ぐ目的があります。適量は、日本酒の1.5倍〜2倍の量を飲むことが目安とされています。

また、和らぎ水は悪酔いを防ぐだけでなく、満腹感を得ることができるため、アルコールの摂取量を抑制することができます。ぜひ、今まで和らぎ水を取りれいなかった方は参考にしてみてくださいね。

⑦休肝日を設ける

お酒を毎日飲まれる方は、必ず「休肝日」を設けるようにしましょう。毎日飲み続けると、肝臓はアルコール分解に忙しく疲れ果ててしまい、働きも低下して代謝スピードが遅くなって太りやすくなってしまいます。そのため、週1〜2日はお酒を飲まない日を設けましょう。

まとめ

今回は、「日本酒は太りやすい」という噂や疑問についてお答えしました。日本酒は、お酒の中でも特別カロリーが高いわけではなく、日本酒単体で飲んでも太るお酒ではありません。しかし、日本酒と合わせて食べるおつまみやシメ、飲み過ぎには注意が必要です。

また、日本酒と相性の良い低カロリーなおつまみを選ぶことで、より健康的に楽しむことができます。記事内でご紹介した、太りにくく飲む方法を参考にすることで、これからもぜひ「おいしい時間」「至福の時間」をお過ごしください。

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